相変わらず出たがりですいません。
渦が起きている気がします。
幕が開いて数日、皆でがむしゃらにステージを重ねていたら、関係者やお客様から沢山の笑顔を頂き始めました。
「笑った!」そして「泣けた!」。
物語の豊かさと、スタジオライフの男優集団としての歴史が、どうやら見事に融合したみたいです。
これまでも「リリーズ」や「ファントム」など、ライフの歴史を形作ってくれた作品では、幕が開いて、日に日にお客様皆さん、唸る!という渦が起きました。
今回のは「夏の夜の夢」や「スリーメン」の時のような感じかな。
皆さんの笑顔が日に日に劇場に充満してゆくような。
稽古の時には絶対に面白いはず!と思って臨んでるんですけどね、幕が開くまで、やっぱり不安は拭いきれない。
でもとにかく皆でエイヤ!って幕を開ける。
ステージを重ねる。
なんかお客様が楽しんでくれてるような気がする。
と、アチラコチラから、「面白い!」というような声が聞こえてきて、あぁ、大丈夫だったんだ、ちゃんと伝わってたんだ、とひとまずホッとする。
この時点で渦は起き始めていて、僕らは俄然真摯に作品に向かい合い、また日々を重ねる。と、渦はさらに勢いを増してゆく。
そんなうねりが、今回も起きている気がするのです。
「思った以上に楽しかった!」
そんな声も聞こえてきます。
ふふふ。予想を裏切るのは僕らの至上の喜び。
キャリアが少なかろうが、キャリアが有りすぎよう(?!)が、みーんなちゃんと女の子!
この作品は、男優集団としての意地と誇りがめいっぱい詰まった物語でもあるのです。
藤原さんはカーテンコールで、「愛と勇気の物語、DAISY PULLS IT OFF!」と叫びました。
この時代、“愛と勇気”を声高に掲げることはとても気恥ずかしく、難しいことのように思われてしまいます。
人類にとって、当たり前の希求のはずなのに。まるで不可能なことのように鼻で笑われたりします。
でも!不可能を可能にするのが演劇です!舞台の上には限りない可能性が満ちています。
この作品は間違いなく、愛と勇気に包まれた物語なんだと、胸を張ってお伝えしたいです。僕も。
演劇の無限の可能性を愛するように。
おそらくね。
舞台を、そしてライフを愛してくださる方々は、その辺りを信じてくださっているのだと思います。
本当に、ありがたいことです。
まだまだステージは続きます。
笑って泣けるジェットコースターのような本作、ご都合つきます方はどうぞワクワクしてご搭乗ください。
乗り終わったあと、爽快な風が胸を吹き抜きけて下されば、これまた幸いでございます。
そして一緒に、大きな楽しい渦に、巻き込まれましょう~☆
では今日も。
盟友・仲原が、クレア特別仕様にグリップを仕上げてくれたホッケースティックを握りしめ、また試合に向かう!!
曽世海司