2016年11月20日日曜日

演劇の底力

再びの曽世海司です。
世の中は冬に向かって少しずつ気温下がっておりますが、
稽古場は益々熱気ムンムンな毎日です。

両チーム、2回ずつ通し稽古を経験し、全体像も見えてきた。
その中で、こだわりたいポイントも明確になってきた。
僕らそれぞれ、人物を磨き、心情に彩りを添え、場の息吹を確かめ合いながら、
この『DAISY PULLS IT OFF』の世界の奥へ奥へと入っていっております。

海外で何度も上演されている本作。
日本での上演も、ましてや男優だけで演じるのも僕らだけ。
最初にプロデュースしたアンドリュー・ロイド・ウェーバーもビックリしてくれるでしょうか。

でもね、演じれば演じる程、男優だけで奏でるハーモニーが
作品と心地よく共鳴している気がしてなりません。

これ、オールメイル用に書かれた戯曲?と思えるくらい。
笑って頂けるシーンも沢山。
そして多彩な人物たちの、時に秘めたる、時にはじける心情が瑞々しくて。

見てても演ってても、思わず口もとが緩みます。
スタジオライフの30年以上の歴史が、
ガーリッシュストーリーと男優集団をガッチリ結びつけてくれてます。

皆さん、どうぞニヤニヤしながら驚いて下さい。
実年齢が違おうが、性別が違おうが、
英国女子高生たちの豊かな青春が、そこにありますから!

ミスティックチーム。
おじさんチームなんて自嘲してみせたりしてますが、いやいやとんでもない!
キャリアを積んでこそお見せできるピュアなハート、とくとご覧あれ!

笠原さん始め、みーんな、もちろん藤原さんも、キラッキラですよ!
僕も9年ぶりのクレア役、何故か前回よりしっくりきてる気がします!

そして、シャイニーチーム。
黙ってたって輝く光は放たれる。それを稽古で更に増幅させて。

女性役の経験が少なかろうがなんだろうが、倉田演出の手ほどきを受けちゃえば、
そりゃもうキラッキラな瞳が縦横無尽に炸裂です!

どうぞどうぞ、ワクワクしてご来場下さい。
これぞ演劇の底力!とご堪能ください。
演劇に馴染みのないご友人をお連れ頂いても、きっと楽しんで頂ける作品です。
ご来場、お待ちしております!

写真は、我が相棒、アリス・山根くん、そして愛すべきデイジー・笠原さん。
ほらね、何も考えずにみんなピースになっちゃった!
そんな毎日!!!うふふ☆☆☆




曽世海司