2016年11月27日日曜日

メガネ

どうも関戸です。
デイジーの母と、グランヴィル先生やってます。
チラシだと、先生は「ミス・グランヴィル」になっています。
つまり独身です。
となると彼女の役作りを考えるときに、結婚しないのかできないのか、はたまたもうすぐするのか、ということを思うわけです。
自分で言うセリフに「お堅いけれど」とあります。じゃあ結婚できないくらいお堅いのかな?
そして国語教師です。厳しく叱ったりするタイプの教師です。
1927年、独身、お堅い、厳しい、教師。
ふむ・・・メガネだな。
と、なんの捻りもない、とりあえずメガネに頼るという役者としては最も安直とも言える選択をしたのです私は。

さてメガネといえば、私の2016年はメガネで始まりました。
そう、「トーマの心臓」のヘルベルトと、「訪問者」のニーナです。
この2役、同じメガネを使ってました。
一人でメガネ連鎖公演でした。
これは、2016年を始めたメガネで、2016年を締めくくるべきなのではないのか!一人メガネ連鎖年間にすべきではないのか!!
と、役柄や時代背景からではなく、ただの自己満足でメガネの種類をチョイスするという、もはや役者の発想とは言えない選択をしたのです私は。

で、稽古場で衣装とカツラを合わせて決めていく時間の時に、私はこのメガネでいくのだと、これしかないのだと、悠然と装着し、威風堂々衣裳さんの前に登場しました。
「そのメガネ違うね。」
サクッと言われたその一言に、私は・・・
「あっ、はい、わかりましたー。変えまーす。」
もちろん反論なんてしませんよね。
「トーマん時とメガネ同じだったらちょっと面白くないッスか?チョリッス。」
なんて口が裂けても言えませんよね。

そういう訳で、ちゃんとグランヴィルっぽいメガネをかけて私は舞台に登場します。
そんな私を、どうぞお楽しみに。

せっかくなのでヘルベルトメガネをかけて写真を撮ってみたら、若干レドヴィに寄ってしまったなと自分では思ったのですが、皆さんがこの写真を見た時に「いやいや全然ヘルベルトでしょ」と思ったとしたら俺って自分が何にも見えてない恥ずかしいやつだってことになるので、レドヴィに寄った発言は忘れてください。

では。




関戸博一